イトナミMEAD 大島桜
#Concept
2026
イトナミミード 大島桜生はちみつ はちみつ酵母 ALC3% 瓶内二次発酵 475ml瓶
久しぶりにミードを造りました。
はちみつはいつもと同じビーハイブさんの大島桜のはちみつです。
少量のはちみつから酵母を湧かし、それを倍に倍に倍にという感じで発酵させて、最終的に8ヶ月くらいの発酵期間になり最長記録となりました。
8か月もかかったのにALCは2%台前半です。瓶内発酵により少し上がっても3%いかないくらいです。
度数は低くとも、瓶内発酵とはちみつの抗菌作用で驚くほど長持ちです。
原料はいつも通り、はちみつと水だけ。シンプルで抗えない、地上の生物だったら歓喜するような酒です。
人間以前の酒の姿を見たかった、確かめたかったというところで製造していますので、製法もはちみつと水だけで酵母無添加とシンプルです。
日本酒を突き詰めてきたからこそ、かつてのにほんのさけ、生命の酒、原始の酒であるミードを造る意味があります。
日本酒は日本人が造る酒であり、ミードは顕花植物(花や果実をつくる植物)が生物を呼んで花粉や種を運ばせるために造る酒で、人間誕生よりも以前にあったものです。
つまり日本酒よりもミードの方が影響範囲が広く、美味しく飲める人が多いということです。その範囲は人間だけではなく、動物や昆虫、微生物細菌と格段に広くなるため、それだけ営みの範囲が広げられます。
日本酒では日本文化や日本人の精神性のある酒造りをし、ミードであれば顕花植物の香味の華やかさを純粋に出してあげる酒造りが良いと考えます。
昭和末期からの日本酒の甘さと香りへの没頭は、元をたどれば、この顕花植物が人間(生物)にフェロモンとグルコースに反応するように刷り込んできたことが、日本酒でも実現化されたということに尽きるでしょう。
それを穀物から合成するよりも顕花植物から直接得た方が無作為で美味いというのは私の中でとてもしっくりきます。
本当の民芸とか、武蔵の無刀とか、世阿弥の離見の見ように、シンプルかつ奥深い無意識のところに私たちみんなに共通する自然生命の詩は隠れています。それを酒にしないことには酒は私たちの詩にはなりませんし、酒を飲む理由がなんだかネガティブになってしまいます。
やはり個々の冒険や探求の果てに全体があり、それを酒として表現するには日本酒もミードも、他の酒類も必要となってくるというのが、私の日本酒の先に見たにほんのさけの世界です。
日々の私たちの団らん(祭り)には、私もあなたも、ビールも酒もワインも、肉も魚もコメもあり、そういう個々の集合が全体をかたちつくるように、日本酒を捉えて、その概念を広げていきたいと思います。
ミードを造るに至る私の考えはめんどくさいですが、そのミード自体は単純に美味しいです。それを大事にしています。よろしくお願いします。
※要冷蔵でお願いします。
※瓶内発酵しているので開栓には注意が必要です。よく冷やしてビンを振らないでください。発酵力は強くないので簡単に開きます。泡が上がってきましたら、スクリューキャップを開閉してガスを抜きながら開けてください。
※開封後は、お早めにお飲みください。
2022
イトナミ・ミード 静岡産 大島桜の完熟生はちみつを使用 瓶内発酵
昨年のイトナミミード1の続編で、同じ養蜂家と蜜源のミードです。イトナミミード1と2の反響が大きく、実績も出たので、ありがたいことに継続することができました。
・ミードはオアシス。生命繁栄のイトナミ発生装置。
顕花植物(花や果実をつくる植物)が誕生したのが約1億4000年前。植物は自身の繁栄のために虫をおびき寄せるための花・果実(糖分)を発明し、そこに寄生する
ミツバチという虫を生みました。そこから植物の糖分を集約したハチミツが存在するようになり、そのハチミツはミツバチの巣に貯蔵され、そこに生物が集まるようになりま
した。ミツバチは植物の蜜を集める過程で生命の生殖活動の媒介を果たし、貯めたハチミツも自身の繁栄と他生命への贈与に使われ、多くの生命を生みだしたようです。
雨が振り、いくつかの条件が重なり湿地帯ができる。その湿地帯には植物が増え、虫が増え、水生生物が増え、小動物が増え、大型の哺乳類が集まってくる。
そうしてそこにヒトも集まり、やがて文明になる。これが生命繁栄のモデルケースですね。その湿地帯は生と死と時を包み込んだオアシス(湿地帯)となる。
湿地帯において、おそらく蜜の溜まった蜂の巣に雨が振り注ぎ、蜜の糖度が薄まり発酵します(蜂は木の中や土の中にも巣をつくる、野生のハチミツは糖度も低い)。
発酵するということは糖分があるということなので、発酵の匂いに誘われて虫が集まる、そしてそのあとはオアシスの生命繁栄と同じ経過をたどりイトナミをつくってしまう。
つまりハチミツおよびミードとは、植物以下の多くの生命群を生む、オアシス(湿地帯)の生命繁栄最小モデルであり、繁栄という明るい未来を約束してくれる
イトナミ発生装置であるといえます。これは人類誕生以前のモデルケースであるため、全てのヒト科の生物はミードというイトナミの中にに包み込まれていることになります。
このように考えると日本人という限定的な分類のイトナミに存在している日本酒と比べ、ミードははるかに大きいイトナミを創造していることが分かります。
ここにイトナミミードの卑怯な美味しさの理由が隠されているように感じます。その片鱗を味わってみて下さい。
・酒とはなにか?
ミツバチを人間、ハチミツを穀物や金に置き換えても同じ仕組みで生命が動いていることがわかります。集めて貯めて酒にすることで生命が集まる図式は同じです。
人類誕生以前から酒が存在していることを考えると、もはや人間がつくった酒という言葉も怪しく、酒=液体、アルコール、飲むもの、酔うものという概念すら崩れそうです。
生命を集めるもの、循環させて時間を発生させるもの、イトナミ発生装置であるオアシスを酒というのであれば、ハチミツも腐った果実も動物の死骸も酒と言えるでしょう。
酒=イトナミ。生命群のイトナミを形にしたものが酒である。日本酒とミードを通じてこの考えはより強くなって来ています。確証を得るため多くのイトナミを酒にしてみます。
大きな目線で見ると、蜂の採蜜も人間の農耕も全て、植物の手のひらで踊らされている様に思えますね。
酒は糖と幻覚という植物の2大武器を合わせ持つ最強の管理者です。このように日本酒とミードを知ることで色々と分かるようになってきました。
全てにとって良い点(萃点)を酒にすることで永遠のイトナミを感じさせる酒ができたらと思います。
2021
イトナミMEAD はちみつの酒 瓶内二次発酵酒 475ml
はちみつをはちみつ酵母で発酵し、瓶内二次発酵させた全人類対応の歓喜の酒、イトナミミード。
蔵に来ていただいた方にはご紹介していたミード。ようやく製品化です。人間であったら美味しいと思わせてしまうような、抗えない美味しさの卑怯な酒です。
酒とは何かということで、吟醸、御神酒、生もと、水もと、どぶろくと、過去を遡ってきました。今回は最深部、人類最古の酒であるはちみつの酒、ミードです。
日本酒だから、ビールだから、ワインだから、そんな嗜好や国や民族が生まれる前の「人類最古の酒・ミード」は全ての人類を救うかもしれない私たちの歓喜の酒でした。
詳しくは下記の製造理念・工程ページをご覧ください。
養蜂家と蜜源が違うイトナミミード2も予定中です。
ハチミツには花粉が含まれており、その花粉には蜜源由来の酵母が付着しています。今回のミードはハチミツに含まれるハチミツ酵母によってハチミツを発酵させたミードです。
ハチミツは静岡県大島の大島桜から採取されたものなので、桜の天然酵母で桜の蜜を発酵させたことになります。そのためアルコール度数も3%と低く、非常に飲みやすい内容になっています。
清酒酵母だともっとアルコール度数が上がってしまうのでこのアルコール度数が天然酵母の証となります。
ミードを飲んだ経験のある方の中には、甘くなりすぎて飲みにくいミードを想像される方もいると思います。
今回のイトナミミードは、ハチミツとアルコールを混ぜたミードではなく、蜂蜜を発酵させたミードです。低温発酵で糖を切らし、酸を蓄積させ、瓶内発酵もしているので甘タレするようなことはありません。蜂蜜自体の味に加え、醸造由来の味、ナチュールのように野生酵母や天然酵母のニュアンスもあり、面白い酒になりました。
#Tasting
#Information
| 原材料名 | はちみつ(国産) |
|---|---|
| 原料米 | |
| アルコール | 3度 |
| 精米歩合 | % |
内容量 475ml





