R7BY 無窮天穏 水母 くらげ

#Concept
R7BY無窮天穏 水母(くらげ) そやし水もと純米吟醸
五百万石&改良雄町60% ALC14.5%
乳酸菌添加水もと、協会6+7号酵母
久しぶりの無窮天穏 水母です。水母は水もとでつくる無窮天穏です。
米は五百万石がほとんどで掛米に改良雄町が少量入っています。
山陰吟醸造りと自然醸造のハイブリッドの無窮天穏シリーズ。
今期は天穏シリーズが2日突きハゼ、無窮天穏シリーズが3日ツキハゼ麹ということで分けていますので、その差が分かりやすくなっているかと思います。
色々な製法を試してきた水もと。今回はサケル回避の保険で酵母添加にしています。現状、生もとは固形なので酵母無添加で十分やれますが、水もとはまだ怖いです。
水と麹という誰でも繁殖できる場に、添加の乳酸菌と協会酵母で保険をかけながら野生の乳酸菌と野生酵母を呼び込む形を取っています。遺伝子検査の結果も、添加と野生とどちらの存在も確認されました。(※SAGAは酵母無添加でトライしている)
いずれにせよ添加でも無添加でもなく、そのどちらでもある集合の酒は目指すところの1つです。
水もとは人類が穀物で酒をつくった最初の製法で、日本酒に限らず様々なお酒の土台となった酒造りですから、全てが一体となるフィールドに適した製法です。
日本酒でありながら日本酒だけではない。クラゲのように、生物でありながら海でもある。そのように、どちらでもある存在は、人間が酒を飲んで人や自然と一体となる酔いの感覚にとても近く、人々がその効果を利用して酒を飲んで、民族や部族を習合させる祭りに使った意図がくみ取れます。
このように製法、香味、人に与える影響が揃っている酒はとても美しく、私の好きなスタイルです。
水もとは、もっと売れ線のスタイルにしたり、日本酒、燗酒に寄せたりすることも当然に出来るものですが、私はこのようなスタイルのあいだを行き来する曖昧さに水もとの魅力を感じます。
香:エステリー、イソアミル、4mmp、シャープな華やかさ、スモーキー(4VG)、アルコール
モルトウイスキーの様
味:きれい、清らか、乳酸と米麹の旨味、柑橘的なイソアミルと吟味、スモーキー、木香、高級アルコールの渋み、水の清らかさと余韻。いまは乳酸菌というよりも野生酵母の影響が強い印象。
野生の吟醸酒。しかし重くなく、綺麗で、でも混在している様子。冷やせば吟味と酸が強調されて吟醸酒、常温はとても複雑で吟醸と水もとの野性味が絶妙なバランス、燗では一体。水もとらしく、かなり面白い構成です。
以前の水母は初期も良いけど、熟成と燗酒でとても輝きました。以前の水母の燗酒は抜群です。今回もそんな予感がします。若い頃は低い温度で、1年以上経って燗酒がとても良くなるでしょう。
#Tasting
#Information
| 原材料名 | 米、米こうじ |
|---|---|
| 原料米 | 島根県産五百万石+改良雄町 |
| アルコール | 14.5度 |
| 精米歩合 | 60% |





